Day2

行程-薬師寺、大唐西域壁画-唐招提寺-薬師寺、薬師三尊仏-がんこ一徹長屋-  法隆寺-中宮寺
印象-歴史的建造物の多い奈良、世界遺産が近距離内に集まっている。 春日山原始林の深い緑の景観が歴史的建造物と一体になって 古の頃に息づいたこの国の歴史を思わせる。 叉、環境整備にも配慮されていて 厳粛な気持ちになれる。 遷都1300年を1年余りに控えて あちこちで修復工事がなされていて 見学できない箇所もあり、ちょっと残念。

平山郁夫が30年かけて完成させ献納された 玄奘三蔵殿大唐西域壁画ラピスラズリの色合いが見事です。 岩絵の具は人の吐く息からの湿気でもかびることがあるそうで ガラス戸越しに鑑賞。 玄奘三蔵が命をかけて旅した求法の旅が描かれています。

薬師三尊仏日光、月光菩薩。 そもそも、この奈良の旅は 上野で日光、月光菩薩を拝顔して 今年の旅は奈良と即座に決定。 お戻りになられた菩薩様は 上野の親しみを感じた時とは違って もっと高貴なお姿に見えました。 矢張り、お出ましになられるよりも 私達がお訪ねして拝ませていただくのが道理と思った次第です。

奈良仏教の大きな違いは 葬儀をしない事だと伺い驚きました。 伽藍の再建には「国民一人一人の手で再建したい]と、お写経をはじめ今では700万巻余りの写経が集まり 永代供養してもらえるそうである。 当時の高田好胤管長の「日本人は物で栄えても心で滅びる」との言葉。 あれから何十年もたった今、その言われた言葉の重さが理解できます。   

午後から回った法隆寺については 長くなりましたので、後日、続きを書きます。 復習になるので ゆっくり思い出しながら・・・