技術・足し算、引き算

本日も書こうと思っていた堅い話題ではなく別件です。 加齢と共に どうも効率が悪く、物事の処理能力が以前にも増して遅い。  気分転換に ぼさぼさ頭を とにかく整えようと美容院へ。  


そこで、美容院のお兄さんと 先日、庭木の手入れをしてくれた植木屋さんの職業的視線が似ていて 自分自身の中で、連想ゲームをしてしまった。この歳にして柔軟な思考に乾杯!(たいしたことはないんです! ドジを連発していると ちょっと自分で励まし材料がいるのよ!)


どちらもチョッキン、チョッキン、はさみを使い バランスを見ることに変わりはない。 しかし、髪の毛は 分け目を除いては ほぼ左右対称。(でないと困ります!)  植木屋さんは 枝振りのバランスをみて非対称的だが見栄え良く整える。 「植木切るのが好きですか?」と、美容院のお兄さんに聞くと 唐突な私の質問ながら 「得意ですよ!」そうだろうなぁ〜!


植木屋さんも美容師さんも 芸術の分野で例えると 彫刻家に近いのではないだろうか?と、頭の中で問答する。  要するに、ある対象から引き算をしていくもので、削って 形を整える。  粘土細工のように 足し算の過程を踏むものではない。  最も、「近頃、少し黒くなったんじゃない?」「そんな事言われても嬉しくない。 増えたねと言って欲しい」と 足し算して欲しい同居人がいるのだが・・・ それはチョキチョキ鋏ではなく 植樹に匹敵! そちらは粘土細工と同類項。  


何事においても 常に、足し算引き算しながらの毎日のような気がする。 おかず一品足りないから デザート足そう!  さつまいも、シナモンやクミン、レモングラスのスパイスを少し足し算して レーズン、ナッツをいれて 茶巾絞りにしました。  インド料理の後に出てきた ヘルシーなデザートが懐かしく 自己流ですが それなりに美味。  本日のデザート足し算は正解なり。