税金

税金の議論の時、いつも問題になるのが、国家予算の中に潜む無駄や 贅肉を絞り出せば増税は必要ないでしょう、と言われます。  確かにそうですね。  しかし、あったとしても、増税をしなくても良 いほどあるのでしょうか? 私達には真相はわかりません。  政府に対する国民の信頼 度が低いので こうした疑問を払拭できないことは確かです。


何故増税が必要か、どれだけの額が必要か、この増税で日 本はどうなるのか、 国民の暮らしはどうなるのかを 具体的に数字を 示して説明すれば 理解もできるのでしょうが 役人や政府の説明は抽象的でわかりにくいし、 隠蔽工作しているようなニュアンスを感じさせられます。


官僚の不祥事が頻発しているので、感情的には反発を感じてしまいます。  安全な暮らしを持続的に続けられるよう 日本人全員の努力で築 いて行くために、 私達は状況を客観的に評価する必要もあります。


その尺度はグローバルな動きや、状況を視野にいれ、 税金を含む諸施 策を組み立てる事だと思います。  資源小国の日本、市場主義社会で経済 面でも重要な地位を占める日本は グローバリズムの機構の中で競争力をつけていかねば 益々孤立して行く危機にあります。


先日のテレビ番組「これからの日本」は 違った視点からの討論が白熱し 時間が足りないほどでした。 消費税の問題、いずれあげなければならないとは思いますが 時期、そして何パーセント?と、これから念入りに検討されるべきだと思います。