ある電気工事に関わっていた方が 戦後の焼け野原から 様々な時代を象徴するような日常の生活用具を このままにしてはいけないと大切に保存されたものや 年月をかけて収集された日本各地、世界各地からのジャンルを問わないコレクションが 私達に語りかけてくれます。 約3000点の所蔵のうち常時1500点展示されているそうです。
車たんす、武具、陶磁器、カメラ、古い看板、人形等 非常にきれいに展示されています。 中でも薬屋さんや両替所など 当時のしつらえが息づいているようでした。 もう少しいつの時代のものか どういうことに使ったのかなど 説明があればなぁ〜っと もっと深く知りたくなってくるような好奇心が沸いてきます。
ジルさんが 座り込んで魅入られたのは 古い本。 和紙に興味がある方ですから 大福帳や医学書など もう破れる寸前の紙の状態や昔の製本機など食い入るように眺められていました。 写真を撮ることを許可いただいたので 沢山のお土産話が出来たと喜んでおられました。 源義経の直筆であろうと思われている手紙も展示されていましたが 確かめる術が・・・とのこと。
別館には 昭和19年に作られたという 黒塗りの蒸気機関車D51が威風堂々と姿を見せています。 こんなに色々展示があって ここが無料なのです。 開館日は 土、日と祭日のみのようですが 一度確かめられてからお越しください。 是非是非、ご来館ください。 日本人の知恵、贅を尽くした芸術的な生活用具があるかと思えば 民家の用具など 日本生活歴史体験ができますよ。 箱根関所のすぐ近くです。函嶺(はこね)ふる里集蔵館・電話−0460-83-6301 http://www.hakone.or.jp/furusato/