蘇った青春時代

ブログ更新まで待ちきれなかった娘、 電話してきました。  「ギター買いに行ったの?」ブーブー。  ギターは既に買って 何故か駐車場に吊ってあります。  「サンリョーに行ったんでしょう?」何でサンリョー?  そういえばMYKの幼い頃思い出したのかな?  あれこれ矢継ぎ早に質問を繰り返す娘。  「一人だけに教えられないよ」 「気になって仕事できない」と、 最後は 不機嫌になってブチッと電話をきられてしまった。  ごめんね。


ハイ、お待たせしました。  今宵はマッスル君自身に原稿を書いてもらいました。  よほど楽しかったのか こちらまでripple effectで嬉しくなりました。  まぁ 早慶戦の夜は 人が繰り出して通りはにぎわい大変だったとか 延々と話はつきませんでした。  今度はCCRの再結成でもあれば またまたご機嫌なのにと 願うひまわりです。  以下、マッスル君の原稿です。


「銀座で70年代の伝説的ロックグループ、イーグルスが再結成してレ リースした最新版CDを手に、ルンルンの気分で向かった先は神宮球場。  計画していたわけではない。


たまたま今日は、六大学の優勝校が決 まるであろう日であり、早慶戦の最終日でもあった。  イーグルスを手 に、 気がつくと神宮球場に来ていた。  卒業以来、神宮球場へは全く足を運んだ ことがない。  若き日への想い出回帰なのかも知れない。


46年ぶりの早慶戦の観戦である。  神宮球場は昔のままの姿である。   はつらつ名プレーをする選手達の姿がまぶしい。  両校の応援団は共に優勝がかかった試合のため、 最高の盛り上がりである。 


半世紀も前に タイムスリップしたように、学生達の熱烈な応援合戦は当時と少しも変わっていない。  強いて言えば、チアーリーダー達の躍動感あるれる踊りが新しい時 代を感じさせる。


早稲田大学斉藤佑樹投手15三振を取る好投で完勝である。  六大 学リーグの3連覇達成である。  斉藤選手は「ハンカチ王子」と呼ばれ た人気者。  昨年の夏の高校野球でも決勝戦で苫小牧高校の田中投手と 手に汗握る投手戦を勝ち抜き、優勝している。  今日まで大舞台での敗北はない、まさに幸運の星に守られた若者である。


試合後も両校の応援団は球場を去る気配がない。それぞれの校歌、応 援歌、エールの交換と1時間以上も熱狂は続く。スタンドのあちこち でOB達も唱和している。同窓の者が一緒になれる一瞬である。それ ぞれが昔の思い出を味わいながら若き日の余韻にしたっているのだろう。


球場を去りがたい気持ちは強い、暗くなるまで、校歌や「紺碧の空」 などの応援歌を一緒に口ずさむ。  そして、球場を出ると人だかりがあ り、早稲田のチャーターバスが止めてある。  昨年の甲子園で「ハンカ チ王子」として、おばさんや少女の憧れとなった斉藤選手を見るため である。  


私のミーハーの心まで若返ったようである。  おばさんの肩越しか ら人気者を一目見ようと、つま先立ちで頑張る。  来た、来た、「ハン カチ王子」は「はにかみ王子」に変身。  恥ずかしげにそそくさとバス に乗り込む。バスが走り出すと、監督の後ろに座った斉藤君は僅かに ほほえみ、窓越しに手を振る。また、大歓声である。


バスの去った球場は既に闇に包まれている。  今日の出来事を一つづつたどる。  自然と笑みがこぼれる。  青春の日が鮮やかに引き寄せられた1日である。」


良かったねマッスル君!  マッスル君もひまわりも このようにまだまだ若い気持ちでいますから KもMYKも安心してそちらでの生活を頑張ってください。  余り驚きもしなかったかな?  でも、一段落して ふと青春時代を再現するに相応しい秋の清々しい一日、 こんなに感動するのも歳をとった証拠かも・・・ね!