都市計画

鮭の遡上ワイナリーの見学をかねて出かけた一泊のショートトリップ。  バンクーバーからは約500キロ。  東京、大阪間に匹敵するでしょうか。  その間の高速道路のすっきり感は どうやら道路の広さや カナダという広大な土地のお陰だけではなさそうです。


高速道路には FreewayとHighwayの2種の道路があります。  違いは フリーウエイには 交差点も信号もガソリンスタンドもお店もありません。  良く計画してガソリンを入れておかないと大変です。  さすがトイレだけは設置されているようですが...

どちらの高速道路にも 看板は景観上規制されていて 見あたりません。  賑やかな看板が目を遮るということが 全くないので 車窓からの眺めは大自然。  目の疲れも違ってくるのではないでしょうか?  広い道路が一層すっきりみえます。


ただし、この看板の設置が許可されている地域があります。  それは、先住民の人達の認定居住区です。 彼等の居住区内に看板を許可することで 先住民の人達の歳入になるのです。  マイノリティに対するばらまき支援ではなく 彼等が自立して主導権をもって 自分たちの手で 経済基盤を構築できるような、粋な計らいをカナダ政府はしています。

ワイナリーのブドウ畑。  この地方で有名なアイスワイン。  零下8度以下の日が3日間続かないと アイスワインは作れないそうです。  そんな日は 町中の人、総動員で夜、凍ったままのブドウを摘む作業が行われます。  通常のワインの20倍ものブドウを 一本のアイスワインを作るのに必要とするとのこと。  夜半の労働力、大量のブドウを要すること、そしてまたほんの短期間しか条件が許されないことなどからして このアイスワインの高価さ、頷けます。
毎日のように載せているの画像ですが それぞれ違った表情で 矢張り感動します。  何しろ国民一人当たり一つの湖があるカナダですから 何処に行っても湖があるのは 当然かも知れませんね。