不動産バブルVC版

バンクーバーに住む知人によると、2010年冬季オリンピックの開催に触発され、不動産のバブルが起きている。  確かにバンクーバーの街並みは、訪れる度に変貌し、超高層アパートが 中心地のあちこちに出来ているのである。


これらの物件は、、 投資の対象として飛ぶように売れているという。  とくに中国や産油国などの成金層が買いあさっているらしい。  中古アパートでさえ優良物件は、最近の5年間で 2倍に値上がりしているという。  バンクーバーで不動産業を営む知人は、オリンピック後に不動産は 間違いなく大暴落すると云っている。  その仕組みとは:


オリンピック需要と、 投機資本に支えられた高級マンションの建築現場で働く人は 200万人と言われている。  この労働者の職場は オリンピックと共に全く失われてしまう。 200万人もの労働者を吸収する能力は バンクーバーの近郊都市にはないため、多量の失業者が氾濫する。


この労働者の多くは、現在、市内の高価なアパートを賃貸したり、購入して住んでいる。  これらの人々は失業と共に、退去せざるをえない。  新築や中古の住宅が猛烈な供給過多となり、暴落し、日本のバブル崩壊の様に 暴落が暴落を呼ぶというシナリオである。


つい最近、バンクーバーは、世界一住みよい都市に選ばれている。  しかし、カナダドル高騰による為替差益。  私達外貨を持ち込むものにとっては 一寸厳しいものがある。


従って 食事はテイクアウトをよく活用する。  2段のティッピンと言われるコンテイナーを持っていくと 2種類のカレーとサモサ(インド人経営店)1000円(以前なら800円)ワイルドライスのサラダ500円。  時として無性に食べたくなる味である。