China Shakes The World. The Rise of a Hungry Nation
- 作者: James Kynge
- 出版社/メーカー: Orion Publishing Group
- 発売日: 2007/01
- メディア: ペーパーバック
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外に出しておいた車がdusty. 花粉かなとじっくり見れば さにあらず。 この所, はるばる中国大陸から風に乗って運ばれる黄砂なのです。 高度成長期、オリンピック開催予定地などで 森林伐採が進み 枚挙に遑が無い建設ラッシュなど、「中国は世界を震撼させる」(China Shakes The Worldの勝手な訳)という書物を読みつつ 考えさせられました。 中国在住のイギリスの特派員が書いた本です。
本の内容では、 中国は独自のルールで(世界の規範にそわない)、産業を発展させながら高度成長を遂げつつあること、13億という人口は将来の消費市場としてこの上なく魅力的な市場、 携帯電話の数は世界一、 自動車の台数もアメリカを抜く勢いであるなど、おいしい話をして、先進諸国の先行投資を呼び込み、そこから高度技術を盗んでしまう、といった中国の巧みな(?)戦略が書かれている。
このまま鵜呑みして信じてしまって良いとは思わないが たまたま 友人が「中国のお土産、ふかひれポッキーよ」と 下さった。 グリコとあるが 成分表も製造者も連絡先も書いていない。 もと、某飲料メーカーのマーケッティング担当をした経験のある夫、 こんな事は考えられないとのこと。 何が入っているのかな?
情報を大切にしている現代に 消費者に何も知らされないということが あってもいいものだろうか・・・でも、おいしかった! MSG(グルタミンソーダ、化学調味料が たっぷりのような不安。
市場がほぼ飽和状態になった時、 人口が多い新しい市場は 企業にとっては魅力的であることは間違いない。 企業は将来への投資をいとわない。 現在、日本は世界で二番目に大きい経済パワーあり、 色々なことが 比べれば好循環していると思える。
しかし、少子化や高齢化により 急速な人口の減少に直面している日本、 あと40年もすると、 人口8000万人以下になるという懸念がささやかれている。 そんなとき、消費市場も縮小し、 物の生産能力も同様に低下。 日本の活力が萎えてしまうのではないかと不安である。
でも、逆にみんなが貧しくなって 格差が無くなる良い社会(?)になることも考えられますかね?(笑)