人

ハラハラしつつ読み進んでいたメール!「「洋服を脱いででしまうなんて 裸王国にでも行ったと思ったの? それとも文字通り本当の自分をさらけだしていたの?」って Mに言ってからかったわ」のくだりを読んで 私の緊張感がほぐれた。  


親しかったアメリカの友人M、 彼女は母とほぼ同年。  視力が急激に衰え、ほとんどみえないが 向学心旺盛。 大学の生涯教育に通っていた。  そこでのプレゼンテーション神道について発表するから 日本人の私を差し置いて話すことをお許し願いたいと、 話しかけられたのが 知り合ったきっかけ。  


以後、 誘っていただいて、毎火曜日、授業の後 いつも同じレストランで5〜7人のお決まりのメンバーで昼食。  このグループ名 Tuesday Lunch Bunch 私が帰国しても いまだにメンバーの一員としてメールリストに 残してくれているので 彼女達の動向が今でもよくわかるし、余り距離を感じない。  急に渡米しても、火曜日のお昼にその場に行けば、誰かに必ず会える。


若かりし頃は各々第一線で活躍された人ばかりで 話題も豊富で 随分色々な事を学ばせてもらった。  Mさんは 家が近い事もあって帰りはいつも私が送っていっていた。  素晴らしい人格者でもあり 彼女のウイットに富んだ会話は 多くの人に愛されている。  その彼女が・・・


脳卒中乳がんと患いながらも 「仕方がない」と 前向きに対処されていたが このところ どうやら記憶もまだら、 施設に入られたが すっぽんぽんになると気持ちがよいらしく 特にお昼寝のあとに・・・ 廊下を歩き回らないよう老齢のご主人が付き添っておられる。  


グループの人も交代で訪ねて お疲れのご主人の話し相手にもなっているようだ。  一時は張りつめた雰囲気も 友人達の温かい明るい対応に M夫妻は どんなにか心強い事だろう。  目が不自由なだけに 手で触れるもの 響く音に 大変興味を示すM.  


昨日作った桜袋(画像)もう一つ作ろうかと思うが 細かい手作業の連続で 少し休憩してからになるだろう。  以前、娘に開運鈴(土鈴)を届けてもらったので 今回は手触りのよいものがいいかな?  以前に書いたオハイオの叔母さんの事も気がかりだ。