雑感

Left to Tell: Discovering God Amidst the Rwandan Holocaust

Left to Tell: Discovering God Amidst the Rwandan Holocaust

本、Left to tell.  アマゾンにオーダーしていたが 取り寄せるのに時間がかかったのか やっと届いた。  題名から察するに 語り伝える為に生かされたという意味合いなのだろう。  訳本も「生かされて」と言う題名で出版されている。


100日間で100万人の殺戮と言う悲惨なルアンダ民族闘争。  その大虐殺を生き抜き 現在は国連職員として活躍している女性の手記、  全米ベストセラー。   虐殺の現状、 生き抜くために狭いトイレに91日間身を潜めていた時の恐怖や苦しみ そして祈り、 家族の生命を奪った隣人に対して やがてたどりつく許しの過程など 事実に基づいている。  悲惨な、しかし感動的な私達が考えさせられる本。  ぱらぱらっと 拾い読みしていると 夫がテーブルに夕刊をポンとおいた。


夕刊トップ記事 わが国、 GDP 年率4.8%アップ!  今や、いざなぎ景気を超える長期好景気!  株価も6年9ヶ月ぶりの高値を記録する今日この頃。  暮らし向きは 景気に比例しているとは思えないけど 少なくとも、 緊迫した身の危険を感じることなく生活が出来ている。  人間、何処で生を授かるかによって 人生も大いに違ってくる。  私は、この幸せな環境を 本当に感謝し、毎日を精一杯生きているのだろうか?  反省する事多々あり。


「決して諦めない事」 彼女の一言、 重みと説得力があります。