言葉

夫は 私の表現がおかしいと言い よく、吹き出し笑いをする。  朝、珈琲を入れるのは夫の役目。 夫にとっては 熱いらしいが・・・私にとっては ぬるい。 我儘は承知で 「私の珈琲は きんきんに 熱くして」  「なんだ? その きんきんに 熱いって?」っと 笑うのである。  「英語ではどう言うのかね?」「piping hot だよぉ〜」


しかし、今朝の珈琲もぬるかった。  夫、出かけた後、  カリカリと珈琲豆擂って フランスの田舎街の(プルーストの住んでいた街と教わったけど名前忘れました) 小さなアンティークショップで買ったポットと可愛い珈琲豆模様のドリッパーで きんきんに 熱い珈琲をいれて 楽しみました。  これぞ 美味珈琲!


夫は東京育ち、私は関西。  言葉の違いが結構ある。  初めてのデートで食事中、 これ以上食べる事が出来ないので 「もう、お腹大きくなりました」と、言った私。  夫はぎょっとしたそうである。 夫独白「まだ手もつないでもいないのに。  お主、聖母マリアか?」(夫に書いておけと言われました)   


関東では 妊娠した事をお腹が大きくなったというらしい。  大阪では 満腹になるほどいただきました。  このエピソードは 今でも笑い話になっている。


「これ、ほかしといて」 「エッ? 何をしておくって?」 通じなかった言葉です。  「捨てておいてと言ってるの。」  「これ なおしておいて」 「えぇ〜? まだ、なおってないの?」  「だって、しまっておいてと言ったんじゃないのか?」  「違う。  修理しておいてと言う事なんよ」


こんな具合だから 良く話がかみ合いません。  家族の中では 私一人が 関西人で異質。  それゆえに くるくる、くるくる 能天気な事を言っているので ひまわりと名づけられた次第です。


言葉と言えば あの柳沢厚生労働大臣の失言で 吹き荒れた国会も ようやく予算審議をとりあえず始めるようです。  柳沢氏の言葉に 当然、憤りを感じますが 本人の辞任か安倍総理の罷免がなければ 国会審議に応じないとしていた野党にも やるせなさを覚えます。  この「女性は子供を産む機会」発言を まるで鬼の首を取ったかのように あちらこちらの選挙対策として利用する様子にも さもしさを感じます。