街づくり

昨日、国立市市長上原公子さんのお話を 聞かせていただく機会に恵まれました。  熱血市長によくあるイメージを想像していたら お着物を召された 優雅な女性でした。  語り口も熱弁ではなく、でも、わかりやすく淡々と。  


秋の陽に、黄金色を煌かせた銀杏街路樹!  その昔、このため息が出るような美しい環境をみて 「此処こそが 私が子供を育てたい環境!」と 上原さんが住む場所に選ばれた学園都市の国立。  子育てを通じて よりよい環境をと、手繰っていき 色々な本質を見極めると ご自身で行動しなければと 立ち上がられたのが活動の始まりとのこと。 


素晴らしいと思ったのは 国立と言う街の特性をよく把握され 明確なビジョンをもって 市民の声を大切に、市民と一緒になって 邁進されている事だと思いました。    また、タイミング的にも追い風だったのは かの醜悪な高層マンション建築などで 市民の間にも 自分達の美しい街を守りたいと言う気持ちが、高まりつつあった事も否めないと思います。


それにしても ばっさばっさと切れ味鋭く 次々に新しい試みを成功させていき、 そこに人の和が育まれていくなんて・・・並大抵の努力ではないですね。  楽しい、明るい街だけではなく 有事の際のリスクマネージメントについても きちんと目をむけ積極的に活動され 市民の安全を守ると言う大切な事を明確にされています。  わが町はどうでしょうか?


城下町小田原も 箱根への入り口としてではなく 小田原を求めて人々が集まるような街にしたいものです。  小田原城のお堀から海岸に至る道、 もう少し改善の余地があるように思います。  


それでも 私は以前にも書いたかもしれませんが 箱根の連山が紫色のシルエットに変わる頃、お堀の光景が大好きで いつも、しばし足を止め、そのひと時を楽しみます。  両画像は わが町、小田原、  夕方は少し暗くなってしまいました。