不二家のお菓子

雪印、森永、不二家といった名前は、団塊の世代の誰しもが、少年少女時代の楽しい甘い思い出を喚起してくれる懐かしいブランド!  人々はそれらのブランドに高品質で美味しいという製品をイメージすることでしょう。  


ところが、期限切れの乳製品を使用していたことが分かって以来、消費者は強い反発を示しました。  小売店不二家製の商品を 次々棚から降ろすにといった動きが報じられています。


この問題は不二家という信頼されていた会社の倫理の問題で、その様な行為をした人や会社の体制は厳しく罰せられるべきでしょう。 しかし、ちまたでは不二家ネクターという飲み物迄も販売停止にする店も出始めています。  このような、「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」といった対応は 極端すぎる気がしないでもありません。


先日の毎日新聞余禄で ブラインドテストした際のAはブランド品、は品質のいいものだけど 余り知られてない銘柄を試食テストすると、 Bの方を70%の人が美味しいと評し、逆に目隠しをとっての試食では Aの方を70%美味しいと評する傾向が多いそうです。


良く知られたブランドと言うのは マジックスパイスをふりかけたようなものです。  それだけで人々の信頼を得ているという事が出来ます。  その人々の信頼を裏切るような行為は 非常に残念なことです。


マスコミはこの時とばかりに、批判記事満載で、これからは不二家の製品を食べて具合が悪くなったような人を探しだし、不二家を窮地に追い込む事にもなりかねません。 でも、何も知らず 生産にかかわっていた不二家の多くの善良な従業員の方々にとって これからの生活を思うと 気の毒な被害者だという側面にも 目を向けたい気がします。