８３回の歴史の重み
日本で生まれた駅伝競技、その中でも最も伝統と実績を誇る東京箱根駅伝も 今年は８３回目。 ここから生まれた多くのランナーが これまでも、国際舞台で活躍してきました。 大学生の若い力がはじけるように躍動します！ この駅伝を見ないと お正月気分がわかない人が沢山います。
なにしろ、一区間２０キロもの距離を 時速２０キロもの速さで、 襷を途切れることなく繋いでゆく 若者の能力と努力に 沿道の人たちは感動し、明日の力をもらい、明るい日本の将来を感じ取ります。
今年の圧巻は、３年連続、５区「箱根の山登り」コース、 圧倒的なスピードで３-４人の選手を抜き去った 順天堂大学の今井選手の走りです。 小柄な身体から、天下の険、箱根山を飛ぶように走る姿に 誰しも驚き、感心したことでしょう。 しかも今井選手は ３年連続で「山登り」を走り、区間記録をとっている超人的な若者です。
２０チームが、それぞれ１０人の選手で 東京と箱根を往復するので、２００人の大学生が実戦に参加し、それぞれのチームに白バイと随行車がついて行く 誠に壮大なストリートショーです。
選手がたすきを渡す中継所では 地元の人々が炊きだしで 沿道の応援の人たちに ごちそうしている姿がありました。 華やかなスポットライトを浴びる選手を支え続ける 多くの人々の善意と協力がこの駅伝を盛り上げてくれていることに感動します。 伝統とは、多くの人々の努力で築き上げられるものだなぁと実感します。
