信州のホームメード

信州に行くと 何時も楽しみなのが 道の駅。  産地直送、焼きたて、朝採れ(り?)等が こよなく好きな私である。  ちょこちょこっと、おいてある その地のおばさんたちのお惣菜など 買ってみたくなる。 狭い日本なれど、その土地独自の産物や料理法があるわが国ならではの楽しみ! こんな話をアメリカ人にしたら 何処に行っても、スタンダードな味があるから安心して旅行できるのがアメリカ人だって。  そう言えばフランスに行って 先ず飛び込んだのがマクドナルドだって!


写真は 道の駅のものではない。  松本の友人達のホームメード保存食。  右写真は 友人が育てたサフラン。 スペイン料理などに欠かせないが 高価なので 黄色い色を出すのにターメリックを代用してがっかりしたお味になった事も、、、いつも道の駅で野菜を送るので その荷物にいれたらと 3人それぞれからお土産にいただいた 温かい気持ちも加わっての貴重品。


しいたけの佃煮は甘辛く千切り生姜と煮てあっておいしい。  栗の渋皮煮は なかなか大変そうで 水に漬けておいて 先ず、鬼皮をむき それから重曹を入れて3度もにこぼし やっと本格的に煮る準備OKらしい。  それでも くるっときれいな形になる 美人コンテストに合格して 瓶に詰められるミス.マロン様は いくらもないとの事。  ぱくんと 一口で食べてしまうのは勿体無いくらいだ。  マロングラッセが 高価なのもわかるよね!  何時もアメリカでは ホリディシーズンになると イリアムソノマで 大きな瓶詰めの栗が売り出されていたのが懐かしい。


粕漬けの瓜は しゃきしゃきとした歯ざわり。  奈良漬ほど強くないので お茶の友としても美味しくいただける。  25年前に3年ほど長野に住んでいたが 何処の家庭でも色々な家庭の味保存食があり とても生活が豊かな気がした。  生きていくうえで基本である食生活−グルメと言うものではないが、お金では買えない豊かさである。  野菜もお米も自給自足ともなれば 本当に毎日が自然との共生である。


我々の地方にまで回ってこない 種々雑多なキノコ類も 沢山出回っていて 〜のキノコ鍋を食べてくるべしというお勧めもあったほど。  クリタケ、アミタケ、紫シメジ、白シメジ等 私に美味しいよと話しかけているのだが、形よく持ち帰る自信がなく さりとて早いとこ勝負のキノコ類、 送っても最高のお味を楽しめないので 残念ながら、次回車で来た時にと諦めた。  松本の皆様、 ご馳走様でした。