京野菜

    

この目の覚めるような緑色の 万願寺唐辛子。  大きくても 柔らかく 甘い。  変に手を かけるより さっと網でやいて 鰹とお醤油で 食べたい。  京都には いわゆる京野菜と 言われる 代表的な野菜がある。  錦通りを歩けば あれもこれも 買いたくなってしまう 日本の食材に 目が 左右に忙しく動く。


近頃では 商品の流通が良く 他の地域の食品も 手に入れやすい。  ただし、 お値段の方は コストがかかる分 高い。  この万願寺とうがらし もっと細い伏見唐辛子と カリフォルニアの 何とかいう 唐辛子との ハイブリッドと 聞いたのだが 名前は忘れてしまった。 確か ビタミンCの 含有率は ピーマンよりも多いと 聞いている。  夏の紫外線で 傷めたお肌に 効能があるかもしれない。


唐辛子と書く漢字から 唐の国、 即ち、中国原産かと思っていたが アメリカだそうだ。  コロンブスが 胡椒と 間違えて 持ち帰ったのが 始まりだとも 言われている。  この 万願寺唐辛子は 万願寺地方で 最初に栽培されたので 地名をとり そのように 名づけられたようである。  そう言えば 加茂なす等も それにあたるのだろう。  


大阪では 籠ひともり198円で 売っていた この万願寺とうがらし。  さすが 焼いただけでは 食べきれず 牛肉と 甘辛佃煮風にしたのだが これは ご飯が進みすぎて、、、 作りたくても 躊躇してしまう。