新しい生命

    

我が家では 今、メダカを飼っている。  生き物好きな 夫の趣味。 歴代の 我が家にいた生物は チャボ、白かん、金鶏(きじの一種で 見事)、カナリア、インコ、金魚、そしてダックスフント。  寿命を全うしたもの、 つがいのお相手が 亡くなり 山に連れて行き 大空に放ったもの 色々です。  子供達の 成長期に 様々な思い出を残してくれた 有難い存在です。

メダカの卵が かえったのは 7月頃。  ほとんど 時を同じくして 孵った無数の幼魚は 1-2ミリの 糸くずのように 水の中で ウジャウジャしている。  大きなメダカに 食べられないよう 網ですくって 別の容器にいれる。  これは 忍耐を要します。 餌も すり鉢ですって 細かくしてあげないと いけません。  子育て免除の夫は 今頃 離乳食作り! 


不思議なことに その中の2、3匹は 1センチほどの 体長になっている。  無数に孵化しても 成魚にまで育つのは ほんの僅か。 どうしても 種を残すために、強い何匹かは 強いDNAをもって、凄いスピードで 成長するのだろう。 2ヶ月たった 我が家の水槽では まだ ウジャウジャの メダカの姿が 楽しめる。さて、この内 どれだけが 生き残れるのだろうか?


我が家に クロアゲハチョウが やってきた。 フワフワと 漂うように 舞っている。  キアゲハも アオアゲハも やってきた。 何時も この時期になると 毎日 遊びに来てくれる。  庭の片隅の ミカンの木を 住みかとしているらしい。  数えてみると 4匹ほどいる。  愛らしい幼虫は 不格好で、どこか 愛嬌のある姿が ミカンの木に とけ込んでいる。  一寸油断をしていると、突然いなくなる。  アゲハチョウへと 華麗に変身してゆく。  そして、優雅な舞いで 楽しませてくれる。


本日、植木屋さんが 入り、 幼虫のついている枝に 覆いをかけ 伐採しないように お願いした。  明日にも 変身して飛び立つかもしれない。