純正律

     

近年 音楽と身体、こころの関係が 取り上げられています。  胎教にモーッアルトが良い、 心理カウンセラーが 音楽療法を取り入れるなどは もう、珍しくありません。  脳をリラックスさせたり 潜在意識に 働きかけたり 叉、睡眠効果を高めるなど 私たち自身も 身で持って感じている事も 事実です。


母の存命中 心のケアーとして 音楽好きな母の為に 色々な心安らぐ CDを 持参しました。  その中で 純正律で演奏された モーツアルトは 何かちょっと 違ったのです。 CDの 機械的な音を 好まなかった母が 「もう、止めていいよ」とは 言わなかったのです。 音色が 違和感なく 身体に 染みていく感じです。


バッハ以前の時代は 和音の響きに 濁りがなく、美しい 純正律が 主だったと 聞きます。  これに対して、 現在の音楽の 99%は 平均率(一オクターブを 機械的に 等分したもの)で 演奏されています。  互いに周りの音に 耳を傾け それに 音程を合わせて 歩み寄るハーモニーが 純正律とすれば  ウィーン少年合唱団グレゴリオ聖歌隊、 カーペンターズ、 エンヤなどが 該当すると うなづけます。


平均率で演奏した場合と 純正律で演奏した場合は 交感神経の働きが 後者の方が 抑えられ 副交感神経への刺激が高まり アルファでもベータでもない 通常、眠っている時に出ている リラックス効果の高い シータ波が感知され、 今では アルツハイマーの方にも 効果が確認されているとのこと。


余談ですが 母は 矢張り音痴でも 肉声の 童謡が一番と 子を思いやってか 最期まで聴いてくれていました。  その母の49日が 近づき帰阪しますので 今週末から 一週間ほど ブログお休みいたします。 


写真の桃は 無農薬の これぞ桃! というお味。  トマトは モーツアルトの音楽を 聴いて育ったトマトとのこと。 トマトは 今夜いただきます。  どんなお味がするのだろう?  Aさん、ご馳走様。