サマータイム

         


ぎらぎらと 太陽光線が ベランダのタイルを 焼き尽くし まるで 目玉焼きでも出来そうだ。  うっかり裸足で 降りようものなら ぎゃぁ〜っと 叫ぶ事になる。  いや、もう 叫んでしまった...! このぎんぎら太陽は アメリカ南部の夏を 思い出さずにいられない。


夏時間を 取り入れている アメリカでは 文字通り 暮れなずむ空。  10時近くまで 明るい。  6時半ごろ夕食を食べようものなら 真昼とまでは行かないが 何ご飯? と言う感覚。  なかなか暮れない夕べは 当然夜更かし傾向にある。  4時半から5時ごろ帰路に着く 地元の人は 帰ってから ヨットだの ゴルフだの まぁ よく体力が続くものだと 感心させられる。


太陽光線のきつい アメリカ南部の街、  買い物帰りの高速道路 夕日に向かって 車を走らせる事になるのだが その眩しさは 半端じゃない。  サングラス無くしては 視界が危うい。  sun shine delay と言う言葉 (これは 朝陽に よく使われている)
まさに 太陽光線が 交通渋滞、遅延の原因。  街の発達も 太陽をどの位置で受けるかが 関係していると 聞いて驚いたものである。


家を探すに当たり 我々は 「どちらが南ですか?」と 聞くと 怪訝な顔をされた。  家具が色あせしないように 南向きは 避けるというのが 普通のようで 燦燦と日当たりの良い部屋に 通されたことは 余りなかった。    


そういえば 忘れもしない 911事件 太陽礼拝の位置に ワールド トレードセンターがあったから 被害にあったのだと 書かれている記事があった。  事実の程は 定かではない。  あけぼの印の缶詰 ぎらぎら太陽の国では 売れ行きが 伸びなかったそうである。  様々な解釈。 しかし、この光あればこその生命。


本日、洗濯物がカラっと 気持ちよく乾き 取り入れるときの 殺菌できました! っとの 自慢げな日向の香り。  有難い!  写真は アメリカ南部の地方の家・