新盆

           

本日、7月13日より お盆の入り。  2月に亡くなった義父の新盆にあたる。  新盆は、49日を迎えた後の 最初のお盆のこと。 先日亡くなった母の場合は まだ49日を迎えていないので 来年になる。  お盆の正式名は 盂蘭盆会。  


この盆の始まり− 釈迦の弟子、目蓮の亡くなった母親が 地獄に落ち 逆さつりの刑にあって 苦しんでいた。 釈迦に助けを求めた所 7月15日に供養する事をすすめられる。 これが 盂蘭盆の行事として 受け継がれたといわれる。  盂蘭盆とは 梵語で (逆さに懸けられた 苦しみを救う)と 言う意味らしい。


きゅうりの馬にのって なるだけ早く家に戻ってくるように そしてなすの馬に乗って ゆっくり あの世に戻るようにと きゅうりとなすに 割り箸の足をつけた お飾りを普通作ります。
  

夫の実家に 兄弟達が集まり 提灯を飾り 義父を迎え入れる準備。  このような行事を 重ねていくにつれ だんだん私達とは 違う世界に旅立ってしまった事を 受け入れていく気がする。  義父の好んだ お経の一節を 皆で読経した。  毎朝、 必ずお経をあげていた 信仰心の深かった 義父には きちんとした儀式が 相応しい。