梅割り器活用術

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さて、さて 梅割り器を送っていただき楽勝と早合点。  短絡思考は、何処までもついて回り困ったものだ。  利器を使いこなすのは 人間である。  従がって 使い方次第。  力任せに エイッと押して 木っ端微塵。 これでは まだ、おしゃもじで ゴロゴロの方が 手間はかかるけど きれいに割れたかも、、、と、思いつつ、黙々と続ける事しばらく。  おやっ?  何か感触がいいぞ〜。  てこの原理を利用なんだぁ〜! 切れ目を しっかり深く 梅をおく位置、等 learning curve さながら 習熟度が 回数を重ねるごとにアップ。  


単純作業でも それなりに 頭を使い、試行錯誤しているうちに リズムに乗り 仕事も きれいに出来るもんだと 変に納得。 夫曰く、「慣れてくると、音でわかるぞ!  ビリッというような 鈍い音がすると 梅肉から種がはがれる音だ、 これを確認せんといかん。」  梅の位置を縦にしたり、横にしたり 楽しい作業でした。 この便利器具を送ってくださったMさん 「そ〜んな難しいもんではないよ〜」っと笑っておられるかも、、、有難うございます。 お陰で手っ取り早く きれいな仕事が出来ました。  馥郁たる梅の香りが漂い 豊かな気分になりました。  


梅といえば、日本全国あちこちで採れますが これは江戸時代に 非常食として梅干つくりを 各藩が奨励したため 梅林が多いのだと聞きました。  梅は、中国が原産地で 奈良時代に研修生が 日本に持ち帰ったのが始まりのようです。


写真、青梅は(もう、あめ色になっていますが) 我が家の昨年漬けた物、 赤い方は 便利器具を送って下さった 松本のMさんの漬けられた物。  Mさんの方が もっとカリッと歯ざわりよく 美味しいです。  このカリカリ梅は 3週間くらいで 食べられるので嬉しい。  中のとった種は 生醤油に どぼ〜んといれておくと 梅醤油になり、お魚にも、お肉にもあいます。 おにぎりなどに使った 残りの梅干の種も お醤油につけておくと おいしいです。