端午の節句

       


「柱の傷は おととしの 5月5日の背比べ〜 粽食べ食べ兄さんが〜」と 我々が子供の頃 よく歌ったものだ。 日本には 色々な季節折々の行事があり 祝日のお休みも多い。「日本人は働きすぎだ」と よく言われるが ほぼ毎月、(6月だけはなかったかな?)休日があり、 アメリカ人が驚いていた。 ただ、バケーションとして 個々に長い休暇をとる 外国とは 違って 皆が同時に移動するので 何処も混みあう。


今日は、子供の日。 もう独立している子供たちだが 異国にいるので 季節行事の絵手紙を書いた。 空に泳ぐこいのぼりを 今年初め 旅立ってしまった祖父が 持ってきてくれた遠い昔の日の事を 覚えているだろうか? 


日本の行事の多くは 農業暦を軸に考えられている。 5月は田植えの時期。季節の変わり目でもあり 特定の日として5月5日に 神祭りがなされたらしい。 菖蒲や蓬などの 強い香で 邪気を祓い清め その名残として 菖蒲湯が残っているようである。 天然のアロマバスで禊。何と素敵なアイデアだろう! 鯉幟は 神を招く 招き代が変化したもので 鯉は立身出世の象徴であることから 使われるようになったのであろうか? あちこちに悠々と泳ぐ鯉幟、 全ての子供たちの健康と成長を祈りたい。