旬を頂く贅沢



好天に恵まれ ガーデニングの花を買いに フラワーセンターに行きました。透き通った陽射しに 彩り鮮やかな花が競って輝き まばゆいほどでした。近くの農家の方々が 採れたての 野菜も販売。採れたて、焼きたて、産地直送が 大好きな私、あれやこれやと買ってしまいました。中でも、朝掘ったばかりの筍、昨日に引き続き、今、味わう時です。


は 竹冠に旬と書きますね。旬とは、一ヶ月を 上、中、下旬と分けるように ほぼ10日を表します。つまり、筍は10日で竹になってしまうのです。漢字って面白い! 筍(竹の子)は どんどん成長するのと同様に えぐみ(あく)も 時の経過と共に増すので なるべく早く 米ぬかでゆで ‘あく’が増すのを防ぐのが大切。この‘あく’は カルシュウムと結合すると中和されるようです。カルシュウムのあるワカメと煮た 「若竹煮」。 な〜るほどです。日本の食文化優れています。
因みに 今宵の我が家は 筍ご飯でしたが…


は また 日本の古典文学で最初に登場した野菜です。古事記によれば イザナギノミコとが 黄泉の国から逃亡。追ってくる ヨモツシコメ。困ったミコトは 髪にさした櫛の歯を折り 醜女に投げつけるや あら不思議! 櫛の歯は 筍になってニョ〜キ、ニョキ!ヨモツシコメが 筍を食べている間に めでたく逃げ切ったというお話です。竹から生まれたかぐや姫のお話など 竹や筍は日本人と深いかかわりのあるものなのですね。

明日は 今日買ってきた花のお話が 書けるかな?